「世界樹の迷宮」の話

世界樹の迷宮」はだんだんダンジョンが難しくなってまいりました。あとちょっと小説書きたい気持ちになってきました。いやそんな仕事はこれっぽっちもないし、うちのパーティは男ばっかりなのでちょっぴりアレなんですけどね。自分のパーティとは違う名前なんですけれど、こんなかんじですよこんなかんじ。

 以下適当。

「なあなあ行ってみようって!」
 それはマグの17歳の誕生日のことだった。
 隣でダンが1枚の紙を手になにやら騒ぎ立てている。手先ばっかりが器用なダンとあまり手先が器用とはいえないマグはおさななじみで、生まれたときからなんだかんだでいつも一緒にいる。もっともどちらかというといつもうるさいダンとどちらかというといつも静かなマグの性格は正反対で、興味を持つものだってまったく違うし、好きになる女の子のタイプだってぜんぜん違った。でもどうしてだかヒマな時間はいつも一緒にいて、飽きるということはない。
 マグはダンの手元を見つめ、その紙が【世界樹の迷宮】について知らせたものだということに気がつきほんのちょっと眉をしかめる。この村の若者なら誰でも1度はあこがれる【世界樹の迷宮】のことをマグだって知らないわけじゃない。でもそれはとても危険で、親からは近づいてはいけないといわれるようなたぐいのもので、ついでにいうとそれはまるで夢のような話だった。
「あ、【世界樹の迷宮】だ」
 自分の視界をさえぎるように姿を現したのはマグの妹のメグだった。普段はあまり一緒にいることはないけれど、今日はマグの誕生日ということで、家の近所にあるこの小さなバールにみんな集まっている。そう、みんな―――ここにはマグとダン、そしてメグ以外にも2人の人間がいた。綺麗な顔をしてなにを考えているんだかわからないカールと、腕っぷしが強いけどいつもみんなの下っ端扱いのジーク。
「ふーん」
 カールが興味なさそうに声をあげる。
「別にダメだったらすぐに戻ってくればいいよね」
 ジークが能天気に言った。
 この5人が特別仲がいいわけじゃない、とマグは思う。ただこの小さな村には自分たちと同い年くらいの人間はこれしかいなくて、あとはもうちょっと年上か、こどもすぎるかのどちらかなだけ。そんな5人がまとめて迷宮にいってしまったら、村も働き手がいなくなって困るだろうし、でも、今ちょうど【世界樹の迷宮】に挑むことのできる人数がここにいるのは事実だった。


なんつーてな。
超適当。